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経営理念
代表挨拶
代表挨拶
何も目標が無かった学生時代

私は小さい頃はなりたい職業もなく、何かに熱中することもあまりない子供でした。
高校時代、バレーボールという人生で初めて熱中するものに出会い、四六時中頭はバレーボールのことだけ。
しかし高校を卒業すると目標を見失い、何となく大学に行き、何となく生きていたように思います。
学生時代の私を知る人たちは、私が起業し会社経営をするとは誰も思っていなかったでしょう。
私の父は、建築業の会社を営んでいました。私のする事にあまり口を出す人ではありませんでしたが、礼儀や時間を守る事など社会人としての基礎に関しては厳しく言われた覚えがあります。
父はいつも夜遅く、ほとんど家にいた記憶がありません。会社を経営しているストレスもあったでしょうし、バブル崩壊もあり建築業は大変な時期もあったと思います。忙しく働いている父に対し、いつも反発していましたし、こんな風にはなりたくないと、子供心にいつも思っていました。しかし現在、自分が父になり、会社を経営し社員の生活を守っていく立場なって、両親が自分に厳しくしてくれた事や、仕事に対する責任感、一生懸命やる事を教えてくれた事に関して感謝しています。
『自分で稼ぐ力を身につけろ。お金や財産は無くなる事もあるが、自分が身に付けた能力は誰からも取られる事はない』
仕事をする上で父がいつも言っていました。今でも私の心にこの言葉は残っています。

訪問歯科との出会い

25歳の頃、私は整体師として独立開業する為に東京の師匠に学びに通っている時に、生活費を稼ぐために始めたのが、『訪問歯科診療のドライバー』だったのです。
たまたま見た求人にのっていた訪問歯科の仕事に興味を持ち面接を受けて始めたこの仕事が、のちに自分の人生にこれほど大きくかかわってくるとは、この時点では考えてもいませんでした。
訪問ドライバーとして訪問歯科診療の現場に出た私は、初めて経験する医療現場で、とても新鮮でやりがいある仕事だと思うのと同時に、はじめて見る患者様のお口の状態に衝撃を受けていました。
この業界に入る前は訪問歯科という分野があることはもちろん、口腔ケアの重要性も全く理解していません。
しかし治療のお手伝いをさせてもらう中で、現場で行う診療の社会的な意義に感動をしたことを今でも覚えています。
多くの『ありがとう』と、未熟な私に患者様からいたただいた『叱咤激励』
今では現場にドライバーとして出ることはありませんが、それらの経験が私の起業の原点になっています。

マーケティング・マネジメントの重要性に気づく

しかしその当時は整体業を開業するまでと考えていたので、約1年間で訪問歯科ドライバーを退職します。
その後、約2年間整体院を開業していたのですが、大成功とは程遠くかろうじて生きていける生活をするのが精一杯でした。
そんな状況が『なぜ売れないのか?』『どうしたら成功するのか?』を考えるきっかけになったのです。
私の経営勉強が始まった瞬間です。
それまでマーケティングも、マネジメントも勉強したことがなかった私が、学んでいくうちに、それまで当たり前に『いいものは勝手に売れていく』、『物(サービス)が良ければ勝手に口コミが広がる』と思っていた固定観念は間違っていると気づきました。

整体院の廃業~そして再び訪問歯科の世界へ

そして整体のお店をたたむ決意をした私は、訪問歯科ドライバー時代に一緒に仕事をさせていただいていた院長にそのことを話し、院長のご好意で再び訪問歯科診療の世界に戻ることになったのです。
歯科医院にもどり事務長として経営サポートを始めたころは、スタッフは常勤・非常勤合わせても10名程度の規模。ケアマネージャー様への営業から、給与計算、マニュアル作成、ニュースレターの作成、シフトの作成、介護レセの請求、院内の掃除、スタッフ面接や時にはドライバーとして現場に出る、といったありとあらゆることをやりました。
院長の仕事はとても多く大変だと思います。治療のことはもちろん、事業計画、事務、経理、スタッフ管理に税理士との打ち合わせ。 自分の技術研鑽にも励みながら歯科医師会に所属している人なら、その関係の業務もまわってくるでしょう。 いつ経営のことを考え、経営者としての仕事をしたらいいのでしょうか?
私が事務長として、常に忙しそうにしている院長の姿を見て思ったことが、
『院長は患者様のことを第一に考えて治療に専念し、診療やスタッフのスキルアップに力を注いで欲しい』
という事でした。
そうすることが『いい訪問診療をより多くの患者様にお届けする』ことなると思ったからです。

様々な困難を越えて訪問歯科で地域NO1医院に

訪問歯科経営に関しては、参考にするノウハウもなく、誰に聞くこともできない、ひたすら独学でいろいろな経営者の本を読んだりセミナーに出たりして、歯科医院経営を現場で学びながら少しずつ少しずつ東流の訪問歯科経営方法を作り上げてきたのです。

時にはスタッフと衝突したこともあります。他にも人には言えない辛い事も、悔しい事も沢山ありました。 しかしそういった困難を一つ一つ乗り越えていく過程で、院長やスタッフとともに作り上げた歯科医院は、訪問歯科としては地域で1番といってもいいほど大きく成長しています。
私がサポートし始めた6年前から比べて、医院の訪問歯科診療だけの売上だけでも約6倍の年商約3億円になり、スタッフの数も45名を超えました。訪問歯科専門の分院展開もしています。
院長からも『同じ目標に向かって働き、真剣に相談できる事務長がいるのは本当に心強い、ありがとう』
と、とてもうれしい言葉をいただきました。
そして何より多くの患者様に訪問歯科診療を提供させていただける喜びがあります。

このように私がサポートしている歯科医院が大きく飛躍するのを、間近で見ていた非常勤のDrが開業されるに当たり
『是非、一緒にやってほしい』
というお誘いをいただいた事がきっかけで、訪問歯科サポート業務の拡大をすること決意しました。

現在、一般の歯科医院を取り巻く環境はとても厳しいものがあります。
H24年の保険改正で外来の点数は大きく変わりがなく、訪問診療に対する点数に関しては増加がありました。
この流れでは介護保険ができた当時と同じように、なんとなく儲かりそうだからと訪問を始める歯科医院が増えるのではないかと危惧しています。
在宅や施設での診療は、院内診療とは勝手が違いとても大変な診療です。
思い通りに事が進まなかったり、つらい体勢での治療を行ったりすることで、イライラされる先生も中にはいらっしゃいます。しかも、夏は暑く冬は寒い。
おまけに患者様とは意思疎通が難しい、となれば苛立つ気持ちも良くわかります。

しかし訪問診療とはそういうものと割り切って、歯科に通えない患者様の為を思って治療する信念が必要なのです。
軽い気持ちで始めると長続きせずに、Dr自身も苦痛になり患者様にも迷惑がかかります。
つらい事、苦しい事を理解した上で、それでも訪問診療に取り組みたいか?
院長ご自身の気持ちに問いかけてみて下さい。
そのうえで『より良い訪問歯科診療を、必要としている多くの患者様に提供する』という
当社の理念に共感してくださる院長先生をはじめスタッフの皆さんとご一緒にお仕事したいと思っております。

日本訪問歯科サポート株式会社

代表取締役 東 洋平

プロフィール
東洋平
東 洋平(ヒガシ ヨウヘイ)

・日本訪問歯科サポート株式会社 代表取締役
・訪問歯科集患実践会 主宰
・訪問歯科コンサルタント

訪問歯科コーディネーターを経て、訪問歯科の集患に特化したサポート会社を設立。
事務長として入った歯科医院が、開始約6年で訪問歯科診療のみで年商3億を超える歯科医院を作り上げた。
この医院はさらに売り上げを伸ばし続けている。
事務長として深く経営に携わり、ゼロから訪問歯科を事業化した経営ノウハウをより多くの歯科医院に提供することで、日本中に本当に良い訪問歯科診療を届けることを使命に、日々活動の幅を広げコンサルティング活動を行っている。